
お母様とお祖母様のお着物から日傘や小物制作(前編)
こんばんは!
あきざくら代表の山村沙世子です。
今日のブログは、制作実例をご紹介しますね!
今回の実例は、都内お住まいの秋山恵理子さま。
1月1日の信濃毎日新聞の取材にもご協力頂いた、秋山さまのアップサイクル品が全て完成したので、先日お渡しさせて頂きました。
秋山さまが取材協力下さった、信濃毎日新聞の記事はこちら。
その時のブログの投稿はこちら
秋山さまからは、数多くのご依頼を頂いたので、今回は(前編)として、あきざくらメインの日傘と扇子の完成品をご紹介しますね!
そもそも秋山さまから、最初にご連絡頂いたのは、昨年2021年10月でした。
内容は、「ご実家のタンスに眠るお母様、お祖母様のお着物を寄付したい。」というご相談。
あきざくらでは、お着物の寄付を承っています。
寄付して頂いたお着物は、海外向けのアップサイクル品用の生地として使わせて頂いたり、着物として海外の方の着物体験で使わせて頂いたり、あきざくらの周りでお着物を楽しみたい方にお譲りしたりと、新たな活躍をしてもらっています^^
数年前の統計ですが、日本のタンスには8億点の着物が眠っているというデータがあります。
そして、持ち主の方が亡くなった場合、受け継いでお子様やお孫さんが着たり、身近にお着物を着る方がいたらお譲りしたりと、着物が次の活躍の場に行けることもありますが、多くのご家庭ではお着物を持て余してしまっているんです。
よくCMなどで見る業者さんに売っても、二束三文。。。(小紋などは50円、100円で買ってもらえればいい方で、値段がつかないものも多いです。)
そんな値段がつくぐらいなら、着物を大切にしてくれる人のもとに渡って欲しいというご家族の方が、よくあきざくらにお着物を寄付して下さいます。
ちなみに、保管場所に限りがありますので、時期によっては全てのお着物を引き取れず、活躍できそうなお着物だけ選ばせて頂くこともあります。
>手放したいお着物をお持ちの方はcontactからご相談下さいませ♪
秋山さまから寄付のご相談頂いた時は、保管場所に余裕があったので、お着物全てお持ち頂いて大丈夫ですよとお伝えし、結果80枚ほど寄付頂きました。
寄付頂いたお着物を全て確認し、アップサイクルしたいお着物、海外の方に着てもらいたいお着物をピックアップし、何枚かあきざくらの周りの方にお譲りした後、秋山さまに状況報告のご連絡をしたところ、アップサイクルした物をご自身も欲しいとなり、今回のご依頼となりました。
今回日傘と扇子にしたお着物はこちらです。
1枚目のお着物は、お祖母様の黒留袖で、2枚目のお着物は、お母様の黒留袖だそうです。
3枚目の浴衣は、秋山さまが幼い頃、お母様が夏祭りで着てらっしゃったお着物とのことでした。
そのお着物たちがこのように生まれ変わりました!
お母様の黒留袖とピンクの小紋と茶色の紬は、扇子とセットで作らせて頂きました!
お祖母様の黒留袖は、おくみの部分の柄が可愛くて、おくみの部分で傘袋も制作致しました。
ちなみに、ピンクの小紋は中学生の娘さんが柄が気に入って、お使いになるそうです^^
黒留袖からの日傘は、日常的に使いやすい柄合わせでとご要望頂き、このような柄合わせになりました♪
これから、どこでもお使い頂けます!!
どれもとっても可愛らしいですよね〜。
(後編)では、バック類を4つ作らせて頂きましたので、そちらをご紹介しますね!
どうぞお楽しみに♪
お持ちのお着物で、日傘や扇子を制作したい方は、contactからお問合せ下さいませ。