着物リメイク日傘をプレゼントする時の色や柄(がら)の選び方

投稿者 : 山村 沙世子 on

着物をリメイクした日傘は、自分用に製作するお客様だけでなく、奥様やご親戚にプレゼント用としても製作するお客様もいらっしゃいます。
プレゼントとして受け取る方から着物の指定があれば迷いませんが、サプライズでプレゼントしようと考えている時に、いくつかある着物から選ぶとなると、どの着物にするか迷ってしまいますよね。
 
「受け取る方の好みを想像して選ぶこと!」というのはプレゼントの鉄則かと思います。
それにプラスしてどういう視点で選んだらいいか、こちらのブログでは、着物の色や柄というポイントでまとめていきます。
 
 
ー目次ー
1 着物リメイク日傘の色の選び方
 1.1 色にはそれぞれパワーがあります
 1.2 赤系
 1.3 ピンク系
 1.4 黄系
 1.5 茶系
 1.6 緑系
 1.7 青系
 1.8 紫系
 1.9 白系
 1.10 黒系
2 着物リメイク日傘の柄(がら)の選び方
 2.1 古来日本人が文様に込めた想い
 2.2 植物の文様
 2.3 生き物の文様
 2.4 古典的な文様
 2.5 有識文様他
3 あきざくらの想い
 
 
着物リメイク日傘の色の選び方
色にはそれぞれパワーがあります
日本には、たくさんの色(伝統色)が存在します。日本人は古来より暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、それを楽しんできました。
着物にも多くの色が使われています。これは、単に「おしゃれ」のためだけでなく、色のパワーをも取り込むという意味もありました。
 
ここでは、古来日本人がそれぞれの色に込めた想いや、風水の観点で色の持つパワーなどをご紹介していきます。
 
 
赤系
着物 赤 意味
 
成人式の振袖などでよく見かける赤色。
赤色には昔から「魔除け」の意味があり、悪を払い、善きものを呼び込む力があるとされています。
 
平安時代には日常から離れた聖域の建物や祭器に使われていたことから、一般の人々が赤の着物を着ることを禁止されていたため、憧れが強い色でもありました。
 
現代でも、勝負下着に赤を身につけたり、営業マンが勝負商談の時に赤いネクタイをしたりと、ここぞという時の色のイメージがあるのではないでしょうか。
赤は、エネルギーを与えてくれたり、アピール力を上げてくれる色でもあります。
大事な勝負事を控えている方へのプレゼントにいいかもしれません。
 
風水では、赤は熱、活力、興奮、情熱、指導力、野心の色とされています。
 
 
ピンク系
着物 ピンク 意味
 
ピンクは、現代でも若い女性中心に人気がある色です。
洋服や小物などでも、女子力を上げたい、恋愛成就したいという方にはよく勧められる色ですよね。
 
身につけると、相手にも自分にもやさしくなれる色だからこそ、恋愛成就の力になってくれる色として親しまれています。
パートナーを探していたり、パートナーとの仲をよりよくしたい方へのプレゼントとしてオススメです。
 
風水では、ピンクはやさしさ、慰め、喜び、愛、思いやり、若さの色とされています。
 
 
黄系
着物 黄色 意味
 
黄色は、太陽の光の色。とても前向き、ポジティブな色です。
無邪気になり、遊び心を取り戻してくれます。
クリエイティブなことをする時に、力をくれる色です。
 
また、輝く光を浴びると金色になることから、聖なる域を示す富や権力の象徴とされました。
  
風水では、黄色は温和、陽気、創作力、知性、抑圧を緩和する色とされています。
 
 
茶系
着物 茶色 意味
 
茶色は、自然界では大地の色として私たちの身近にあります。
母なる大地として、万物の根底にあり、静かで不可欠な色として包容力をあらわしています。
 
江戸時代には、庶民の間での流行色となり多くの色名がつくられました。
 
風水では、茶色は「運気を育む色」とされることが多いです。
家庭運、仕事運、金運、健康運、恋愛運などあらゆる運気を育ててくれる色です。
 
 
緑系
 
緑色は、自然の木々の色です。
また、虹の7色のちょうど真ん中ある色でもあることから、調和、バランスがとれる色でもあります。
心のバランス、自分と周囲のバランスをとりたい時に力をくれます。
 
また、緑はすくすく伸びる草木のイメージから、健康や成長にもつながる色です。
 
風水では、緑色はナチュラル、調和、安定、友好、平和、順応性の色とされています。
 
 
青系
着物 青 意味
 
青色といったら、空の色、海の色というように、私たちにとっては身近な色です。
地球の色である青。潜在的に落ち着きと安らぎを感じさせてくれます。
 
また、情熱の赤色との対比で、青色に冷静さというイメージを持ってらっしゃる方も多いかもしれません。
赤が「感情」なら、青は「思考」。仕事や勉強に集中できる色です。
何か集中して成し遂げる必要がある方にプレゼントするのにいい色かもしれません。
 
風水では、青は冷やす、冷静、沈静、純潔、理性の色とされています。
 
 
紫系
着物 紫 意味
 
紫と言ったら、高貴な色、艶やかさをイメージされる方は多いのではないでしょうか。
聖徳太子が定めた冠位の中でも、最上位の地位の人が身につけたり、平安時代でも気品や風格、艶やかさを備えた色として尊ばれました。
現在でも、お坊さんの中で一番上の位の色が紫とされています。
 
また、高貴な色だけでなく、個性的とか奇抜な色というイメージを持ってる方もいらっしゃるのでは。
虹では一番端に位置していることから、極端さをもたらす色でもあるのです。
強い個性をアピールする必要がある方へのプレゼントにいいかもしれません。
 
風水では、紫は神秘性、精神的、啓示、無私無欲の色とされています。
 
 
白系
着物 白 意味
 
白の着物といったら、結婚式の白無垢をイメージする方は多いのではないでしょうか。
白は心を浄化してくれる色です。心をキレイにして、新たな夫婦生活のスタートを歩むのに最適です。
 
また、昔から神様が白い生き物の姿に変身して登場する物語が数多く存在するように、白は神聖な色とされてきました。
 
風水では、白は幸せを包み込んで育ててくれる力を持っているとされています。
 
 
黒系
着物 黒 意味
 
黒色は、冠婚葬祭で身につけることの多い着物の色です。
黒留袖や、打掛に黒が使われるのは、刺繍や金銀箔が映えるようにという意図があるそうです。
 
諸説ありますが、白無垢が「あなたの色にそまります。」という意味を含んでいるのに対し、黒振袖は、「あなた以外の人にはそまりません。」という意味が含まれているという説がありますが、黒はあらゆるものを拒絶する色でもあります。
 
風水でも、誰かに対して気持ちを悟られたくないとか、ずけずけと土足で自分の領域に入ってくる人を遠ざけたりする時にパワーを発揮します。
ただ、風水的には黒はマイナス効果の方が強い色とされているので、使い方は要注意です。
 
  
着物リメイク日傘の柄(がら)の選び方
古来日本人が文様に込めた想い
着物には様々な文様が描かれています。
もちろん、お好みの文様を選ばれるのが1番ですが、古来日本人が文様に込めた想いも参考にされると、より喜んで頂けるプレゼントになります。
 
例えば、「鶴」や「亀」は長寿であることから、鶴や亀の文様には、長寿の願いが込められています。また、縁起がいいとされる「松竹梅」は、松と竹は冬でも緑を保ち、梅はまだ寒い中でも花を咲かすことから、つらく厳しい時も腐らず、まっすぐに生きて、華を咲かせる(心願成就)の願いが込められています。
 
詳しくは、下記にそれぞれの文様の意味をご紹介しているので、そちらをご参考下さい。
100種類程あるので、文様の名称と写真、太字の文様の意味だけざっとご覧になり、ピンときたものを読み込まれるのがよいかもしれません。もしくは、お手元にあるお着物の文様にはどんな意味が込められているのか探されてもよいでしょう。
 
 
植物の文様
【葵 ーあおいー】
着物 柄 葵 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様の意味:縁結び、出世           
「あおい」は太陽を仰ぐことを意味し、幸先の良さをあらわす植物とされていました。また、茎が長く伸びて葉をつけることから「発展」も意味しています。
そこから、縁結びや出世の願いを込めて描かれた文様です。
  
【紫陽花 ーあじさいー】
着物 柄 紫陽花 意味
(『きもの見本市』HP参照)
 
文様意味:愛情運アップ、金運アップ      
紫陽花は、その花の形が蜂の巣に似ていることから、蜜を集めるとして金運アップのご利益があるとされてきました。
また、梅雨の長雨の時期でも耐え忍び美しい花を咲かせること、藍色の花が集まって咲くことから、藍が愛に通じるとして、辛抱ず良い愛情をあらわすともいわれています。
 
【梅 ーうめー】
着物 柄 梅 意味
(『hataori』HP引用)
 
文様意味:安産祈願、心願成就         
梅は、厳寒の中でどの花よりも先駆けて咲くさまから、逆境に耐える力を与えるとされる文様です。
また、梅=「産め」という掛詞から、伴侶を迎え、子孫繁栄を願う結婚の儀式で花嫁が着る打掛にも描かれています。
 
【柏 ーかしわー】
着物 柄 柏 意味
(『ラクマ』HP引用)
 
文様意味:商売繁盛、子孫繁栄         
柏は新芽が出てから古い葉が落ちることから、「葉守りの神が宿る神聖な木」とされてきました。そこから、子孫繁栄、途切れることのない繁栄をあらわす文様です。
 
【桔梗 ーききょうー】
着物 柄 桔梗 意味
(『リサイクル着物かないや』HP引用)
 
文様意味:勝負運               
桔梗の文様は五芒星を表しています。
五芒星は、魔を祓う強い力があるとされています。
 
【菊 ーきくー】
着物 柄 菊 意味
 
文様意味:不老長寿、無病息災、心身の充実   
菊の花は刺身のツマに添えられるように強い除菌作用があったり、炎症を抑える作用があるとして漢方薬に使われています。
また、その鮮やかな色や、中心から放射線状に丸く広がる形から、太陽になぞらえ、数ある花の中でも最上位とされていました。
そのような理由から、総じて菊は、不老不死、延命長寿、無病息災、邪気払いの意味があり、そこから精神・気力の充実、安定、気高さ、落ち着きと、心身の充実をあらわす文様とされてきました。
 
【桜 ーさくらー】
着物 柄 桜 意味
(『笑顔創造写真館nico』HP引用)
 
文様意味:五穀豊穣、富貴繁栄         
桜は、「さ」は稲または田んぼの神様を意味し、「くら」は「神様が宿るところ」という意味があることから、田んぼの神様が山から里に下りてきて一旦留まる木とされてきました。そこから、五穀豊穣、富喜繁栄を願いが込められています。
 
【笹 ーささー】
着物 柄 笹 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:立身出世              
熊手と同じく、大きな手のひらの形をしているので、幸運をかき集める象徴とされてきました。
また、常に青々とした葉をつけていることから、生命力の強さをあらわす柄として愛されてきました。
 
【笹蔓 ーささずるー】
着物 柄 笹蔓 意味
(『丸太や』HP引用)
 
文様意味:開運招福              
笹蔓文様とは、笹の葉に楕円形の幾何学文と、小花を規則正しく織り出した文様です。
数百年に1度花を咲かせるという竹の花をあらわすことから「吉兆」、つまり、良いことが起こる兆しと言われています。
小花の花弁の数が5枚のものや6枚のものがあり、6枚になると梅をあらわします。松竹梅の縁起のよさが加わります。
 
【羊歯 ーしだー】
着物 柄 羊歯 意味
(『 円窓乃や』HP引用)
 
文様意味:長寿、繁栄             
シダ植物の総称。花も種子もなく増殖するのが不思議がられ、古代ローマ時代から魔法の草とみなされていました。
日本でもその特徴から、長寿や繁栄の植物とされてきました。
 
【芍薬 ーしゃくやくー】
着物 柄 芍薬 意味
(『京美』HP引用)
 
文様意味:幸福                
芍薬は、漢方薬としても使われる花。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、美しい人の象徴とされています。
 
【松竹梅 ーしょうちくばいー】
着物 柄 松竹梅 意味
 
文様意味:心願成就              
極寒でも緑を絶やさず、寿命が長いことから「神の宿る木」と言われる「松」、松同様、冬でも緑を絶やさず、雪にも負けずまっすぐと伸びる「竹」、そして冬の寒さからいち早く花を咲かせる「梅」が合わさった文様。
これら3つは、「三寒三友(さいかんのさんゆう)」と言われ、つらく厳しい時も腐らず、まっすぐに生きて、華を咲かせるという意味が込められています。
 
【菖蒲 ーしょうぶー】
着物 柄 菖蒲 意味
(『リサイクル着物かないや』HP引用)
 
文様意味:勝負雲アップ            
菖蒲の音が「勝負」に通じるために、勝負運がつくとされる文様。菖蒲には解毒作用があるため、魔除けの力もあるとされています。
 
【水仙 ーすいせんー】
着物 柄 水仙 意味
(『さわらび』HP引用)
 
文様意味:必勝祈願              
水仙は、雪の中でも咲くぐらい、厳しい寒さの中に美しい花を咲かせることから、逆境をはね返す力を与える文様とされています。
立身出世の縁起物でもあります。
 
【竹 ーたけー】
着物 柄 竹 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:心身硬固              
1年中季節を選ぶことなく、みずみずしい緑色を保ち、根を強く張って伸びる竹は神聖なものとされ、お正月の門松など神事に用いられてきました。
 
【橘 ーたちばなー】
着物 柄 橘 意味
(『きものおおぎや』HP引用)
 
文様意味:長寿、子孫繁栄           
古来日本において「橘」はみかんを指します。
『古事記』では、不老不死の理想郷、常世の国に自生する植物として書かれていることから、「長寿」や「子どもを授かる」植物とされました。
お正月の鏡餅の上にみかんが乗せられているのもそのためです。
 
【椿 ーつばきー】
着物 柄 椿 意味
(『kimono rental.jp』引用)
 
文様意味:厄除け               
椿は、冬にでも常緑で日陰でも花を咲かせます。
古来より神事に欠かせない魔除けの力を持った木とされ、厄除けの意味を持った文様です。
 
【鉄線 ーてっせんー】
着物 柄 鉄線 意味
(『バイク呉服屋の忙しい日々』引用)
 
文様意味:恋愛成就、夫婦円満         
鉄線とは、洋名クレマチス。
しっかりとした蔓が鉄の針金を思わせることから、鉄線と名がついた花です。
蔦が縁を結ぶとして、恋愛成就や夫婦円満などをあらわします。
末長く固い絆を結ぶ願いをこめて、花嫁衣装によく描かれている文様です。
 
【南天 ーなんてんー】
着物 柄 南天 意味
(『浴衣結』引用)
 
文様意味:難転                
咳止めの薬としても使われる赤い実の植物。
「難(なん)を転(てん)じて福となす」の意味に引っ掛けたおめでたい文様として使われています。
  
【薔薇 ーばらー】
着物 柄 薔薇 意味
(『ICHIKURA』HP引用)
 
文様意味:平穏無事              
薔薇の花は、四季を通して咲くことから「長春花」と呼ばれ、1年中穏やかな春が続くことをあらわす文様です。
また、その香りや姿、形から、愛と美の象徴として親しまれ描かれてきました。薔薇は、花弁の色ごとに異なる花言葉をもっており、それをそのまま吉祥文様の由来として親しまれています。
桃色・・・上品さ、青色・・・奇跡、夢叶う(元々ない色だったため)、白色・・・清純、黄色・・・友情
 
【藤 ーふじー】
着物 柄 藤 意味
(『じざいや』HP引用)
 
文様意味:五穀豊穣、子孫繁栄         
藤の花は、古くから日本に自生していました。
華麗な房状の花が稲穂に似ていることから、豊作を願う花として描かれてきました。しだれ藤のさまから子孫繁栄の意味もあります。
 
【牡丹 ーぼたんー】
着物 柄 牡丹 意味
 
文様意味:富貴繁栄、不老長寿         
牡丹は、美しく大きな花を毎年咲かせることから、美しい女性の象徴とされ、数ある様々な花の中でも美しい「百花の王」、豊年の兆しとなるめでたい花「瑞花」として、幸福や富貴の象徴とされていました。
また、牡丹の「丹」は不老・不死の仙薬を意味することから、不老不死、不老長寿という意味も持っています。
 
【松 ーまつー】
着物 柄 松 意味
 
文様意味:強い生命力、縁結び         
松は、1年中緑色の葉をつけることから長寿のシンボルとされ、強い生命力をあらわしています。
また、松葉は必ず二本でひとつなので、縁結び、夫婦和合の意味も込められています。
 
【万寿菊 ーまんじゅきくー】
着物 柄 万寿菊 意味
(『着物美人』HP引用)
 
文様意味:不老長寿、良縁           
万寿菊とは、上記の画像のように、菊の花をお饅頭のような丸い形に表現した文様です。寿命の長久を祝って「万寿」という字をあて、万寿菊と言われています。
無限、良縁をあらわす丸を用いて、極力シンプルに菊を描いたのも特徴。
 
【紅葉 ーもみじー】
着物 柄 紅葉 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:勝負運アップ、立身出世       
春を代表する桜と並んで、秋を代表する柄として古くから使われてきた文様。
とさかの形に似ていることから勝負運アップ、立身出世をあらわすと言われてきます。また、紅葉を見ることで、夏の暑さに疲れた体をリフレッシュすることから、体力・エネルギー回復の縁起物でもあります。
 
 
生き物の文様
【兎 ーうさぎー】
着物 柄 兎 意味
(『リサイクル着物かないや』HP引用)
 
文様意味:飛躍、子孫繁栄           
うさぎは飛び跳ねることから、飛躍や向上をあらわすといわれています。
また、うさぎは妊娠中に次の子を身ごもることができる繁殖能力の高い生き物で多産なことから、子孫繁栄に縁起がいいとされています。
 
【鴛鴦 ーおしどりー】
着物 柄 鴛鴦 意味
(『着物さくさく』引用)
 
文様意味:夫婦和合、夫婦の変わらぬ愛     
鴛鴦は、仲の良い夫婦を「おしどり夫婦」というように、変わらぬ愛情を象徴しています。いつも寄り添っていることから、男女の良好なパートナーシップの願いを叶える文様です。
 
【亀 ーかめー】
着物 柄 亀 意味
(『 やゝ游風』引用)
 
文様意味:不老長寿              
「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、鶴とともに福や長寿をあらわしています。
 
【雉 ーきじー】
着物 柄 雉 意味
(『からん』HP引用)
 
文様意味:豊作、子孫繁栄           
雉は国鳥にも指定されています。
雌は母性愛と繁殖力が強い事から、豊作や子孫繁栄の象徴とされています。
 
【九頭馬文 ーきゅうとうまもんー】
着物 柄 九頭馬文 意味
(『とこと屋』HP引用)
 
文様意味:心願成就              
左馬(左に向いて走る馬)は、馬の字を逆向きに書くと「まう」と読むことから、祝いの席の舞と通じ縁起がよいとされてきました。
九頭の馬が駆けていく姿は、「馬九行駆」と書いて「うまくいく」と読めることから、物事がうまくいくことをあらわします。
江戸時代から、勝負運、金運、出世運、家庭運、愛情運、健康運、商売繁盛、豊漁豊作、受験合格の9つの運をアップさせるといわれています。
 
【金魚 ーきんぎょー】
着物 柄 金魚 意味
(『きものさらさ』HP引用)
 
文様意味:金運上昇、多産祈願、富貴繁栄    
中国語では金魚を「チンユイ」と発音します。これは、中国語の「金余」(お金が余る)と発音が同じということで、金運上昇のご利益があるといわれています。
また、たくさんの卵を産むことから、多産祈願につながる縁起の良い魚とされています。庶民には手の届かない高級魚だったこともあり、富貴繁栄の縁起がこめられています。
 
【孔雀 ーくじゃくー】
着物 柄 孔雀 意味
 
文様意味邪気祓い              
孔雀は、その可憐な見た目とは裏腹に、口に入る大きさであれば植物、昆虫、小動物、更にはサソリや毒蛇など、なんでも食べることから、悪霊を食べ、邪気を払う存在とされてきました。
また、可憐な立ち姿、光沢と鮮やかさを持つ羽、優雅で長く垂れた長い尾羽などの美しさが縁起がよいといわれてきました。
 
【鯉 ーこいー】
着物 柄 鯉 意味
(『きもの見本市』HP引用)
 
文様意味:飛躍                
龍門といわれる急流の滝を昇った鯉は滝になるという言い伝えから、吉祥紋として珍重されています。
 
【蝙蝠 ーこうもりー】
着物 柄 蝙蝠 意味
(『大羊居』HP引用)
 
文様意味:不老長寿、幸福           
中国では「蝙蝠」の漢字の「蝠」が「福」に通じることから、幸福の象徴とされています。また、鼠が100年生きると蝙蝠になるという言い伝えから、長寿のシンボルとされていました。
日本でも江戸時代まで蝙蝠は縁起の良い鳥とされ、着物に描かれました。「幸盛り」「幸守り」の当て字が付けられ、幸福の象徴とされています。
 
【獅子 ーししー】
着物 柄 獅子 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:魔除け               
高麗から伝来したとされるライオンに似た想像上の動物。
太陽の力を宿している霊獣として魔除けの意味があります。
 
【雀 ーすずめー】
着物 柄 雀 意味
(『SANCHI』HP引用)
 
文様意味:一族繁栄、五穀豊穣、家内安全    
雀は昔から「吉鳥」と言われ、縁起のいい鳥とされています。
群れて生息することが多いので、一族繁栄の象徴といわれています。「厄をついばむ」とされ、家内安全や、ふっくらとした丸っこい形から豊かさをあらわす縁起物ともされています。
 
 【千鳥 ーちどりー】
着物 柄 千鳥 意味
(『きもの婦久や』HP引用)
 
文様意味:夫婦円満              
千鳥は、古くから歌にも詠まれていました。
基本的には単体ではなく、千鳥2羽と波間を描き「一緒に世間の荒波を乗り越えて行きましょう」という夫婦円満の意味があります。
 
【蝶 ーちょうー】
着物 柄 蝶 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:不老不死、美            
なぎから美しい蝶へと生まれ変わることから、日本では再生・不老不死の象徴とされてきました。「蝶」の音が「長」と同じことから、長寿をあらわす。見た目の悪い幼虫から美しい蝶へ成長することから、女性の美を叶える文様といわれています。
 
【鶴 ーつるー】
着物 柄 鶴 意味
(『リサイクル着物 かない』HP引用)
 
文様意味:子孫繁栄、夫婦円満、不老不死    
古くは「タヅ」と呼ばれ、遠くまで響く鳴き声が天まで届いているようだと、「天地を結ぶ存在」、「神鳥」とされていました。
鶴は子どもを意味し、子孫繁栄を願って描かれてきました。また、「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、亀とともに福や長寿を意味し、おもに慶事の衣装に使われています。
2羽の鶴、つまりは夫婦鶴として描かれた時は、夫婦鶴が離れることなく、ヒナの旅立ちまで連れ添うことから、夫婦の末長い幸せの象徴とされています。
 
【蜻蛉 ーとんぼー】
着物 柄 蜻蛉 意味
(『灯屋』HP引用)
 
文様意味:武運長久、無病息災         
前へ前へと飛び、決して後ろに下がらないことから、勝負強さを呼ぶ虫、「勝ち虫」といわれています。蜻蛉は、縁起のよい虫として、武運長久、無病息災などのご利益があるとされています。
 
【梟 ーふくろうー】
着物 柄 梟 意味
(『ロマン着物みやがわ』HP引用)
 
文様意味:苦労しない、長寿          
梟は、「森の物知り博士」「森の哲学者」ともいわれる鳥。
当て字で、「不苦労」(苦労がない)、「不苦老」(長寿)、「福来郎」(福が来る)、「福籠」(福がこもる)、「福老」(豊かに年をとる)とされることから、吉祥文様とされています。
 
【鳳凰 ーほうおうー】
着物 柄 鳳凰 意味
(『エスタシオン・デ・神戸』HP引用)
 
文様意味:開運招福              
鳳凰は、前部が麟(きりん)、後部が鹿、首は蛇、背は亀、あごは燕、口ばしは鶏、尾は魚の容姿をした、空想上の鳥。鳥の王であり、世の中に良いことが起こる時にあらわれるという伝説の鳥です。
また、名君が出て世の中が天下太平の時に登場すると言われており、「平和の象徴」として、飛鳥時代より広く好まれ描かれてきた文様です。
 
 
古典的な文様
【糸巻文 ーいとまきもんー】
着物 柄 糸巻文 意味
(『都香庵』HP引用)
 
文様意味:不老長寿              
「糸巻」とは、その名の通り糸を巻いておくための道具。
凧揚げの紐や、蚕から紡ぎ出した糸などをまとめおく道具として、古くから様々な場面で使われてきました。
糸巻文様は、それを文様化したもので、その糸巻から長く長く糸が伸びていると、長い人生=長寿をあらわします。
  
【団扇 ーうちわー】
着物 柄 団扇 意味
(『神楽坂ほてや』HP引用)
 
文様意味:除災招福              
団扇は、中国では仙人の持ち物とされ、死者の霊魂を復活させる神通力があるとされました。また、あおいで風邪を起こす作用があるため、神の力を高める呪力があるといわれていました。
 
【扇 ーおうぎー】
着物 柄 扇 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:除災招福            
広げると末広がりになることから、繁盛、開運の吉兆をあらわすといわれています。
中国と日本では、王の権威や風の力をあらわし、悪霊を追い払うとされてきました。また、「仰ぐ」ことは「あおり立て、さとす」という意味から、神霊を呼び起こし、邪悪を避けると信じられてきました。
扇は十二単を身にまとった位の高い人しか持つことが出来なかったものとして、富の象徴ともされてきました。

 

【貝桶 ーかいおけー】
着物 柄 貝桶 意味
(『呉服 徳佐』HP引用)
 
文様意味:夫婦和合            
貝桶とは、平安時代から伝わる「貝合わせ」という遊びの道具の一つです。対になる貝を違えないところから夫婦和合の象徴とされました。
 
【隠れ蓑 ーかくれみのー】
着物 柄 隠れ蓑 意味
(『東京きもの』HP引用)
 
文様意味:除災招福            
蓑は神様の旅装束といわれていました。
そこから、魔を祓い福を招く文様とされてきました。
 
【几帳 ーきちょうー】
着物 柄 几帳 意味
(『KIMONOISM』HP引用)
 
文様意味:雅さ、優美さ          
几帳は、平安時代の家具の1つで、室内に立てて空間を仕切るために使われていました。
優雅な道具である几帳文様は、吉祥文様の1つとされ、打掛などの婚礼衣装や訪問着、能衣装などに多く描かれています。
 
【薬玉 ーくすだまー】
着物 柄 薬玉 意味
(『花色ころも』引用)
 
文様意味:邪気払い            
端午の節句に菖蒲や 蓬を吊るし邪気を祓う中国の風習は平安時代に日本に伝わり、この風習から発展し、室内の不浄を祓い邪気を避けるために薬を入れて吊るしたのが薬玉の起源です。
のちに、様々な花を飾り付けたものも薬玉とし、綺麗なものの故、きものの文様にも多く使われました。
 
【源氏車 ーげんじぐるまー】
着物 柄 源氏車 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:発展              
御所車の車輪のみを文様化したものです。
どこまでも回転(発展)するということから、縁起のよいものとされてきました。
 
【御所車 ーごしょぐるまー】
着物 柄 御所車 意味
 
文様意味:開運招福、華やかさ       
御所車とは、顔出しNG、外を気軽に歩くことがなかった平安時代の王朝の貴族たちが外出に使っていた車のこと。牛が引いたことから、牛車(ぎっしゃ)とも呼ばれていました。貴族など限られた人しか使えなかったことから、富と華やかさの象徴とされてきました。
また、御所車に四季を彩る花を飾った車、花車は、「たくさんの幸せを招きますように」という意味も込められています。
 
【御所人形 ーごしょにんぎょうー】
着物 柄 御所人形 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:子供の健やかな健康
結婚の時に贈る御所人形を意匠化したもの。子供の健やかな健康を願う文様とされています。
 
【独楽 ーこまー】
着物 柄 独楽 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:意志を貫く、お金が回る     
まっすぐ芯が通っていることから「意志を貫く」という意味と、回る姿から「お金が回る」という意味が込められています。
  
【鈴 ーすずー】
着物 柄 鈴 意味
(『和装ギャラリー みふじ』引用)
 
文様意味:除災招福            
古くから邪気を払う魔除けとして、神事や祭事で使われている。災いを遠ざけ、神仏の力で福を招くとされました。
 
【宝尽くし文様 ーたからづくしもんようー】
着物 柄 宝尽くし文様 意味
(『きものと和雑貨 ふくしま』HP引用)
 
文様意味:開運招福            
如意宝珠(願いのかなう宝のたま)、宝やく(かぎ)、打ち出の小槌、金嚢(きんのう、金銭を入れる袋)、隠れ蓑(かくれみの)、隠れ笠、丁子(ちょうじ)、宝剣、宝輪、法螺などを散らした文様。
福徳を招く文様として喜ばれ、祝儀のきものや帯などによく用いられています。
 
【宝船 ーたからぶねー】
着物 柄 宝船 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:前途洋々            
宝船は七福神が乗り、宝物を乗せた帆船のこと。
新たな旅立ち、門出の前途洋々を願って描かれています。
 
【短冊 ーたんざくー】
着物 柄 短冊 意味
(『えちごや』HP引用)
 
文様意味:学問成就、仕事の成功      
短冊とは、和歌や俳句、絵などを書く長細い色紙を文様化したもの。
そこから、学問成就や仕事の成功を願う柄とされています。
 
【鼓 ーつづみー】
着物 柄 鼓 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:豊作              
鼓とは、砂時計型の胴の両端に鉄の輪を張った皮を当て、この2つの輪を紐で締めて張った形式の楽器。
楽器の文様は、大きな音色が鳴ることから、見事な身がなるという意味をかけて豊作の文様とされてきました。
 
【熨斗 ーのしー】
着物 柄 熨斗 意味
(『京都室町ストリート』HP引用)
 
文様意味:おめでたい、華やか、高級    
もともと熨斗は、鮑(あわび)の肉を薄く剥いで引き伸ばし、神の間に挟んで祝儀の進物や引き出物に添えたのがはじまりといわれています。
それを細長い帯状に文様化したのが「熨斗文」、細長い帯状の熨斗を数本束にしたのが「束熨斗」といわれ、これは打掛や着物で最もよく見られる文様です。
 
【蛤 ーはまぐりー】
着物 柄 蛤 意味
(『みやたけ工房』HP引用)
 
文様意味:縁結び、夫婦和合        
蛤は対の貝しか合わないため、平安時代から貝合わせの遊びに使われてきました。そこから、縁結びや夫婦和合の文様とされてきました。
 
【瓢箪 ーひょうたんー】
着物 柄 瓢箪 意味
(『井澤屋』HP引用)
 
文様意味:子孫繁栄、商売繁盛       
仏さまが持つ神聖なお酒を入れる容器であり、観音さまが右手に持つ薬瓶もこの形といわれています。
風水では、病気などの悪い気を吸い取って退治してくれるとして、枕元に瓢箪を置くこともあります。
種が多いことから子孫繁栄、商売繁盛、厄除けの意味を持っています。また、金色の瓢箪は財運アップの縁起物とされています。
 
【鞠 ーまりー】
着物 柄 鞠 意味
(『SHOPPINK京都』HP引用)
 
文様意味:平穏無事            
鞠文様で描かれる鞠は、御殿毬(ごてんまり)と呼ばれる鞠です。
平安時代後期にまだ幼いうちにお嫁入りするお姫様を思う女中たちが、嫁ぎ先で一人でも遊べるようにと着物の糸をほどき、鞠に巻いたり、刺繍を施したりして持たせたのが御殿鞠のはじまりといわれています。
嫁ぎ先での満ちたりた生活を、穏やかで平和な日々を祈る文様として描かれています。
 
【結び ーむすびー】
着物 柄 結び 意味
(『シンエイ』HP引用)
 
文様意味:恋愛成就            
結びの「むす」は新しい生命が生まれること、「ひ」は霊の意味。「むすび」は物事を生み出す力をあらわします。
昔は、手紙を細かくたたんで、ひとつ結びにした結び文は、縦に結ぶと事務的なもの、横に結ぶと恋文という決まりがありました。そこから、恋愛成就の祈りが込められた文様になったといわれています。
 
【物語文 ーものがたりもんー】
着物 柄 物語文 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:知性、教養           
物語文は、平安時代に成立した日本の物語『源氏物語』や『伊勢物語』などの物語の一場面を再現した文様です。 (上写真は、『伊勢物語』)
古典文学を楽しむことが教養のひとつとされた江戸時代、着ることで知性や教養、また題材となる物語の内容に準えた吉祥の意味があるとして愛されました。
 
【雪輪 ーゆきわー】
着物 柄 雪輪 意味
(『KIMONOISM』HP引用)
 
文様意味:豊作              
ふんわりとしたボタン雪を図案化した文様です。雪輪文様は平安時代から使われてきました。
雪は五穀の精といわれており、その年が豊作になる吉祥の象徴とされていました。
 
【斧琴菊 ーよきこときくー】
着物 柄 斧琴菊 意味
(『市川』HP引用)
 
文様意味:開運招福            
斧は「よき」ともいい、琴(こと)と菊(きく)を合わせて、「良きことを聞く」と読めることから、ご利益があるとされました。
今も、手ぬぐいや浴衣、帯などいろいろな物に描かれている文様です。
 
有識文様他
【麻の葉 ーあさのはー】
着物 柄 麻の葉 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様の意味:心身硬固             
麻の葉模様とは、麻の葉を図案化して六角形が重なる幾何学模様のこと。
麻の葉は成長が早いことから強い生命力を象徴し、丈夫に育つようにと祈りが込められ、子供の産着などに描かれました。
また、六角形は六芒星と同じく、魔を除ける力があるともいわれています。
 
【網目 ーあみめー】
着物 柄 網目 意味
(『きもの京小町』HP引用)
 
文様意味:招福              
網目同士を引っ掛けるように交差した文様です。
福を「からめとる」、「すくいとる」といわれています。
 
【井桁 ーいげたー】
着物 柄 井桁 意味
(『KARAKUSAYA』引用)
 
文様意味:金運上昇            
井桁はもともと井戸の上に置く、木で四角く組んだ蓋を図案化したものです。
昔、井戸は生活になくてはならないものだったことから、生活を守る象徴として描かれました。
風水では、水は財運の象徴。水が湧き出る井戸にちなむこの文様は、金運上昇として描かれました。
 
【市松模様 ーいちまつもようー】
着物 柄 市松模様 意味
(『シンエイ』引用)
 
文様意味:魔除け、勝負運上昇       
もともとは「石畳模様」と呼ばれ、古墳時代の埴輪の模様にも見られる最古の文様。江戸中期の歌舞伎役者「佐野川市松」がこの柄の袴を用いたことからこの名がつきました。
九字切りの形と同じことから、魔除けの力があるといわれています。
また、西洋では、チェッカー盤の柄をあらわすので、勝負運に通じるとされています。
 
【鱗 ーうろこー】
着物 柄 鱗 意味
(『豆千代モダン新宿店』引用)
 
文様意味:不死、厄除け          
地と三角形が交互に入れかわって構成される文様。魚や蛇の鱗に似ているためにこの名がつけられました。
古代、蛇は脱皮する様から「死と再生」をイメージした人々は、蛇を「不死」の象徴とし、崇め奉りました。
また、女性の厄除けとして身につける風習もあります。
 
【角通し ーかくどおしー】
着物 柄 角通し 意味
(『バイク呉服屋の忙しい日々』引用)
 
文様意味:筋を通す            
柄の縦と横が直角に交差し、同じ感覚で点が並べられた江戸小紋の文様の1つです。
縦にも横にも「筋を通す」という意味があります。
 
【籠目 ーかごめー】
着物 柄 籠目 意味
(『呉服のひぐち』引用)
 
文様意味:除災招福            
竹で編んだ籠の紋様を図案化した文様です。
その昔、籠は呪術用具で、籠の中は神仏が宿る異空間とされてきました。そこから、籠目模様は悪霊を祓い、善霊を引き寄せるために描かれました。 
 
【行儀 ーぎょうぎー】
着物 柄 行儀 意味
(『きものの美 和』引用)
 
文様意味:礼を尽くす           
規則正しく45度で交差する点が等間隔で並んだ江戸小紋の文様の1つです。
行儀作法の「礼を尽くす」という意味があります。
 
【雲 ーくもー】
着物 柄 雲 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:五穀豊穣、運気上昇       
万物は雲から形成されたとされ、空に漂う雲は良いことの起きる兆しといい伝えられていました。雲の上には極楽浄土があり、そこに神霊が宿ると考え、人々は願いを託しました。
雲は雨を呼ぶことから実りと豊穣をあらわし、良きことを呼び寄せ運気上昇の願いも込められています。
 
【格子 ーこうしー】
着物 柄 格子 意味
(『みやたけBOOK』引用)
 
文様意味:魔除け             
格子のマス目は魔物を見張ると言われ、魔除けの意味を持っています。
 
【工字繋ぎ ーこうじつなぎー】
着物 柄 工字繋ぎ 意味
(『みやたけBOOK』引用)
 
文様意味:延命、長寿           
地紋としてよく用いられる、「工」の字を斜めに崩して繋ぎ合わせた連続文様です。
そこから、延命、長寿の意味があります。
 
【光琳波 ーこうりんなみー】
着物 柄 光琳波 意味
(『みやたけBOOK』引用)
 
文様意味:清らか、正義          
尾形光琳が創始した装飾的な波文様。S字に屈曲し、渦巻模様に図案化された独特の水流文様は、とても柔らかく、終わりなく続く水の流れをあらわしています。
流水は流れがあり腐らないことから、清らか、正義などの意味につかわれてきました。
 
【鮫 ーさめー】
着物 柄 鮫 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:厄除け、魔除け         
鮫皮状に細かい粒の扇形の模様を重ねた文様。江戸小紋の文様の1つ。江戸時代に武家の裃に使用されたのが始まりといわれています。
鮫の肌が硬いことから鎧に例えられ厄除けや魔除けの意味をもちます。
 
【紗綾形 ーさやがたー】
着物 柄 紗綾形 意味
(『三河神前挙式ブログ』引用)
 
文様意味:家の繁栄、長寿         
卍を斜めに崩して連続文様にした文様です。桃山時代に中国の明から伝わった織物「紗綾」の地紋に使われていたことから、この名がついたといわれています。
「不断永久」の永遠をあらわすことから、家の繁栄や長寿を意味しています。
 
【青海波 ーせいがいはー】
着物 柄 青海波 意味
(『きものを着たい!』引用)
 
文様意味:無限の幸せ           
青海波は、鱗状の文様を上下左右に連続的に配した文様で、古代ペルシャで考案され、シルクロードを経て中国、そして日本へと伝えられたといわれています。
四方を海に囲まれた日本で独自の意味を持ち、海の恵みと穏やかな無限の広がりをあらわすとして「無限お幸せ」「人々の幸せな暮らしがいつまでも続くように」という願いが込められています。
また、地域によっては厄除けの文様として使われています。
  
【唐草 ーからくさー】
着物 柄 唐草 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:一族繁栄、長寿         
つる草が四方八方に伸びてからみあう模様です。
どこまでも伸びていく蔦の様子は生命力の象徴。一族の繁栄や長寿を意味します。
 
【観世水 ーかんぜみずー】
着物 柄 観世水 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:清廉、正義           
能楽の家元、観世家が用いた水文様。「流れる水は腐らず」といわれることから、清廉、正義を意味します。
これと似た文様で、「光琳波」がありますが、同一視される一方、光琳波の方がもっと流動的な柄ともいわれています。(光琳波の着物は、当ブログにも掲載していますので、ご参照下さい。)
 
【亀甲 ーきっこうー】
着物 柄 亀甲 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:不老長寿            
亀の六角形の甲羅から名付けられた文様。六角形は三角と三角が上下に重なったもので、調和を象徴しています。
上の三角形は精神的な創造性、下の三角形は物質的な創造性をあらわし、それらをバランスよく調和させているといわれます。
また、亀は寿命が100年〜200年ととても長寿なことから、鶴と並んで長寿の象徴とされています。
 
【七宝 ーしっぽうー】
着物 柄 七宝 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:夫婦円満、子孫繁栄       
同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねていく文様。「輪違い」とも呼ばれます。七宝は仏教用語で、金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、珊瑚、瑪瑙(めのう)、千年生きるとされるシャコガイの宝物をあらわしています。
円の形は円満をあらわし、それが重なっていくことから、縁起がいいとされました。永遠の連鎖から「調和」、拡大から「円満」といういう意味ももちます。
 
【花菱 ーはなびしー】
着物 柄 花菱 意味
(『シンエイ』引用)
 
文様意味:高貴、上品           
花菱は、菱形の中に花びらを4枚描いた文様です。甲斐武田家をはじめ、多くの日本企業や松本幸四郎さん、市川染五郎さんの家紋としても使われています。
平安時代から、有識文様の1つとして一部の人たちしか使うことを許されなかったことから、高貴、上品などの意味を持っています。
 
【菱 ーひしー】
着物 柄 菱 意味
(あきざくら所有着物)
 
文様意味:子孫繁栄、無病息災       
一年草である水辺植物の「ヒシ」の葉や実に似ていることから、菱型と名付けられ子孫繁栄や無病息災の意味を持っています。
 
【毘沙門亀甲 ーびしゃもんきっこうー】
着物 柄 毘沙門亀甲 意味
(『和の素敵』引用)
 
文様意味:財運アップ           
四天王の一尊である毘沙門天の着衣や甲冑に用いられたことからその名が付きました。
七福神のひとつであることから財をもたらす文様とされています。
 
【水玉 ーみずたまー】
着物 柄 水玉 意味
(『シンエイ』引用)
 
文様意味:金運上昇、
物事の始まりをあらわす文様。
風水では金の力を持つといわれる丸い円で、無の状態を埋めていくことから、金運アップの文様といわれています。
 
【丸文 ーまるもんー】
着物 柄 丸文 意味
 
文様意味:良縁、調和           
丸(円)は、始点も終点もないことから、無限をあらわす縁起のいい文様として、多くの打掛に描かれてきました。
単に丸く描くだけではなく、その丸の中に、その他の吉祥文様を描いたり、花などを丸く文様化したり(花丸文)、動物を向かい合わせて丸く描いたりと、様々な吉祥文様と組み合わせることで、よりおめでたい意味や願いが込められます。
 
【矢羽根 ーやばねー】
着物 柄 矢羽根 意味
(『市川』HP引用)
 
文様意味:恋愛成就、邪気祓い       
矢羽根とは、矢の上部につける鷲や鷹や雉などの羽のこと。 邪気を祓う文様とされています。正月の破魔矢などにもあるように、福を射止める力もあるとして尊ばれています。
また、飛んだ矢が出戻ってこないとされ、結婚の際にこの柄の着物を持たせる慣習があります。
 
  
あきざくらの想い
ここまで、着物の色の意味や文様の意味などご紹介してきました。
色や文様の意味から、日本人がいかに自然と共に生き、自然を敬い、自然から学んできたか、感じられた方も多いのではないでしょうか。
20世紀産業革命以降、人間は自然破壊を繰り返してきましたが、今改めて古来日本人の生き方から学ぶことは多いはずです。
 
また、もう1つ古来日本人が大切にしてきたことが「言葉の持つ力」。
現代ではダジャレやおやじギャクと言われてしまうような意味づけ(フクロウが「不苦労」だから縁起がいいなど)も、言葉の持つ力、「言霊」を信じていたからこそ、受け入れられてきました。
 
ぜひ、そんなことも踏まえて、日傘にリメイクする着物の色や柄を選んで、プレゼントして頂けたら嬉しいです。
きっと、より想いの伝わるプレゼントになりますよ。
 
 
お探しの柄などありましたら、柄によってはあきざくらでご用意することも可能です。
現在あきざくらが所有する着物一覧はこちらです。
お探しの柄が見つからないなどございましたら、お問い合わせフォームよりご相談くださいませ。