
絵絹扇子プロジェクトスタート!
こんばんは!
あきざくら代表の山村沙世子です。
1月20日からの大寒の時期がやってきて、寒さが増している今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
暑いのより寒い方が苦手な私は、今が一番辛い時期です><
とはいえ、2023年のスタートである今だからこそ、寒さに負けず活動的でありたいと思っております!
さてさて、今日は昨年末からスタートしたプロジェクトのご紹介です。
その名も
「絵絹扇子プロジェクト」
絵絹とは、装束や御朱印軸、画材として使われてきた絹織物です。
古くから養蚕業が盛んだった岐阜県各務原市で生産されており、戦後生産数は激減したものの、伝統や技術を守りながら今でも生産を続けており、全国の需要のほとんどを各務原市で賄っております。
特に、日本画を描く素地として使われる絵絹は、糸密度が均整で緻密に織られ、滲みや弾きを止めるドーサが引かれています。
そうすることで、和紙に描かれたものより発色が良い作品に仕上がります。
この、絵絹を扇子にするというプロジェクトを、各務原市で絵絹を製作されている苅周株式会社様とご一緒させて頂くことになりました!
絵絹は、その製法から、透け感が美しい絹織物です。
涼やかさを求められる扇子に合う素材ということで、絵絹をもっと多くの方に身近に使って頂きたいという苅周株式会社様の想いと、今まで絹で扇子を制作してきたあきざくらの経験を合わせて、形にすることが出来ました!
今回は、着れなくなった着物のアップサイクルというわけではありませんが、出番が回って来ず眠っていた絵絹を活かすという点は、今まであきざくらが大切にしていた「Re(再生)の文化の普及」という点で通じると考え、このプロジェクトに賛同させて頂いたという経緯もあります^^
ちょっと説明が長くなりましたが、見本として、とにかく美しい絵絹扇子が完成しましたので、お写真でご紹介しますね!
上は、炭で描かれた絵絹を使った扇子。
下は、ピンクと緑で染色した絵絹を使った扇子。
両方とも、扇子立てを使って撮影したのですが、生地の後ろにうっすら扇子立てが見えるのはわかりますでしょうか?
この透け感が涼やかさを演出してくれています^^
この扇子は、2023年2月15〜17日に東京ビッグサイトで行なわれる、ギフトショーにてお披露目させて頂きます!
コチラのギフトショーには、絵絹扇子と共に、あきざくらの着物傘や着物扇子、着物キャップなども展示させて頂くことになっておりますので、もしギフトショーにご来場予定の方は、ブースにお立ち寄り頂けると嬉しいです♪
ブースの場所など詳細は、また直前にご案内させて頂きますね!
絵絹扇子プロジェクトの今後を、どうぞお楽しみに^^
あきざくらとの協業をご検討されている方は、ぜひcontactよりお問合せ下さいませ。