
龍柄の喪服帯でキャップを制作!
こんばんは!
あきざくら代表の山村沙世子です。
やっとイベントラッシュが落ち着いてきたので、溜めていた制作品の数々のご紹介も再開します!
どれも素敵なものばかりですので、お楽しみに♪
今日の、制作実績は、龍柄の喪服帯で制作したキャップです。
長野のお客様(男性)から、「キャップをオーダーメイドで作ってもらいたいと思っている。」とご相談頂いたのは、今年の6月でした。
最初は、亡きお祖母様の着物がタンスに大量に眠っているから、そこから気に入った柄のものを選んで作りたいというお話でした。
その後数週間経ち、改めてご連絡があった時に、「たくさん着物はあるのに、ちょうどいい柄のものがないんです。」とご相談。
お祖母様は、あきざくらがよく既成品販売用のキャップに使っている、黒留袖も遺されていたらしいのですが、それはお母様が何かの時に使うからとっておいてと仰っているとのことで、黒留袖も使えず。。。
そこで、あきざくらが所有している着物から選ばせてもらえないかとなり、いくつかお客様がイメージする着物に近いものをご提案させて頂きました。
あきざくらでは、お客様の思い出のお着物からのアップサイクルがメインですが、着物は持っていないけど着物アップサイクルの小物を楽しみたい方や、海外の方から、あきざくらがお着物を用意してオーダーメイドの品を作らせて頂くことはあります^^
「思い出を形を変えて残す」お手伝いは、もちろんやりがいがありますが、「アップサイクル」や「お着物」、「あきざくら」自体に興味を持って下さってオーダーメイドのご依頼を頂けるのも本当に嬉しいです♪
ということで、あきざくらから4着ほど候補をご提案させて頂いた上で、お客様が選ばれた生地がこちらです!
龍柄の、喪服用帯!!
実は、こちらの帯は、他のお客様のバッグ用に仕入れたものでした。
ただ、ハギレだったため、残っている長さ的にバッグに出来るか職人に確認したところ難しいとなり、何かに使おうと保管しておいたものだったのです。
選ばれた時は、「やっと、この帯も日の目を見れる日が来た!」と嬉しいひとときでした!
そして、キャップの形ですが、お客様からニューエラの形がいいとご希望が。
ニューエラとは、ニューヨーク州バッファーローに本社を置く、アメリカ合衆国の帽子製造会社、ニューエラ・キャップ・カンパニーが作るキャップの形です。
こちらは、職人に確認したところ、既にニューエラに近い形に出来るキャップの型はあるから、制作可能となり、ニューエラで作ることになりました!
あきざくらでは、既に型があるものだったら、お客様の頭の大きさに合わせて、セミオーダーメイドという形で制作可能です。
帽子の型の種類はとてもたくさんあるので、細かくこだわりすぎなければセミオーダーメイドで14,300円で制作させて頂いております。
ちなみに、0からもオーダーメイドで制作も可能なのですが、工房が忙しいと対応不可なのでご了承下さいませ。
そして、完成した龍柄の喪服の帯で制作した、ニューエラ型のキャップがこちらです!
龍の柄が見やすいように撮影したものがこちら↓
更に、キャップの形がわかるように撮影したもの↓
めちゃくちゃかっこよくないですか?
龍が地紋として描かれているため、そこまで龍の主張も激しくないですが、外だと光の加減でしっかりと龍が見えます。
お客様も、とても気に入って下さいました♪
写真も送って頂きましたが、よく被ってくれているようです^^
キャップのオーダーメイドは随時お受けしておりますので、お持ちのお着物、もしくはあきざくら所有のお着物で自分の頭のサイズに合わせたキャップが作りたい方は、ぜひcontactよりお問合せ下さいませ。