
【寄付着物の活用事例】こども向け「Re(リ)」の体験イベントを開催
こんばんは!
あきざくら代表の山村沙世子です。
今回のブログは、【寄付頂いた着物の活用事例】をご紹介します♪
最近、「お着物を寄付したい。」とお問合せ下さる方が増えてとても嬉しく思っています!
着物の寄付に関しては、主旨や活用方法はこちらのページにまとめておりますので、ご覧下さいませ。
こちらのページで、「日本国内での着物文化普及」の活動をしていると記載しておりますが、具体的にどのようなことをやっているかを、リニューアル前のウェブサイトで掲載していた記事を改めてご紹介させて頂きます。
・お着物の寄付をご検討されている方
・日本国内での着物文化普及、サステナブル普及にご関心のある方
はぜひご覧頂き、あきざくらへのお力添え、ぜひご検討下さいませ。
2018年2月21日、障がいのある子もない子も共に学ぶをコンセプトに活動している団体「なっつの木」さんにて、
『「きもの」のハギレでくるみボタンを作ろう!』
というワークショップをあきざくら代表山村が提供させて頂きました。

(実際にこどもたちが作ったくるみボタン)
このワークショップは、あきざくらが広めていきたいと考えている・「Re(リ)」(=再生)の重要性・自然から命を頂いていることに対する感謝・ものを大切にする重要性などをこどもたちに楽しんでもらいながら感じてもらいたいと思い企画したものです。
こちらのブログでは、具体的にどんなことをこどもたちに伝えたのかも含め、イベントの詳細をお伝えしますね!

日 時:2018年2月21日(水)14:00〜16:00
場 所:渋谷区 地域交流センター
参加者:7人(小学1年生1人、2年生1人、3年生1人、4年生4人)
男女比1:6
なっつの木さんでは、まず最初の40分ぐらい勉強の時間があります。
ちなみにこの日は、主催者の方と相談し、こどもたちが汚してもいいように、化繊の洗える着物で参加させて頂きました。

勉強の後は、おやつタイム。

小学生の話にはあまりついていけない山村。。。
イマドキの女の子の中では、「オシャかわ(おしゃれでかわいい)」や「ゆめかわ(ゆめみたいにふわふわしたかわいさ)」が流行っているとのこと。
山村は、「ブサカワ(不細工で可愛い)」で止まっておりました。
その他好きなものは、原宿やきゃりーぱみゅぱみゅなど。スマホを自由自在に使いこなす子多数!!
長野の田舎に生まれ育ち、どんぐりやクルミを拾って楽しんでいた山村の小学生時代とは大違い!!!笑
そして、ついにこの日のメインイベントの時間がスタートしました!

主催者の方にお願いし、ただくるみボタンを作るだけではもったいないので、今回くるみボタンで使う着物のハギレがどういうものなのかお話する時間を3分間頂きました。
果たして、都会育ちのイマドキの小学生たちに、山村の話は興味を持ってもらえたのでしょうか・・・。

山村「みんな着物きたことある?」
こどもたち「七五三で着たー!!」

山村「じゃあ、着物が何で作られてるか知ってる?」
こどもたち「知らないー!!」
山村「着物はね、絹で作られているんだよ。」
こどもたち「聞いたことあるかも。」
山村「じゃあ、絹はどうやって作られているかわかる?」
こどもたち「知らないー!!」


山村「絹はね、お蚕様が命をかけて作ってるんだよ。この写真の。」
こどもたち「あっ、見たことある!」「繭うちにもあるよ!」「なんで命をかけてなの?」
もしかしたら写真見て、「気持ち悪い!」と嫌がるこどもがいるかもと思っていましたが、みんな興味深々でした。
「なんで命をかけてなの?」という質問にも、生糸ができる工程を説明したところ納得。

こどもたちはみんな前のめりでした!

山村「そんな命をかけてつくられた着物が、今捨てられてるんだよ。」
こどもたち「もったいない!!」「えー、じゃあ全部くるみボタンにすればいいじゃん」


山村「先生は、もったいないから、捨てられそうになっている着物を職人さんに日傘にしてもらってます^^」
こどもたち「へー」

山村「今日はそれでも残った、この部分のハギレを持ってきました!それを使ってくるみボタンつくりましょう^^」
こどもたち「そういうことかー」


山村「こうやって命を頂いているから、ものは大切に使いましょうね!」
こどもたち「はーい!」
というような感じで話が進んでいきました。 そして、実際の制作風景がこちら。


柄の生地を選ぶ子もいれば、柄がいやだからと色無地の生地を選ぶ子も。
そして出来上がったのがこれらのくるみボタンです^^




どれもとても可愛くできました!
こどもたちの中には、自分用だけでなく、「これはお母さんにプレゼント!」「これはお父さんにプレゼント!」とご両親の分まで作ってラッピングする子も。
大満足で帰宅していきました。
楽しんで頂けて、本当によかったです♪
後日主催の方から親御さんからのフィードバックも頂きましたが、あきざくらの活動がこどもたちのよい刺激になったと喜んで下さってるとのこと。
こどもたちを通じて、ご家庭にも「Re(リ)」が伝わったようです。
寄付頂いたお着物の活用の実例もまた定期的にご紹介してきますね!
お持ちのお着物を手放さざるを得ない方は、ぜひcontactよりご相談くださいませ。
また、上記のようなワークショップ開催をご希望の主催者様もお気軽にお問合せ下さいませ。