
お母様とお祖母様のお着物から日傘や小物制作(後編)
こんにちは!
あきざくら代表の山村沙世子です。
今日のブログは、先週の続きで秋山さまご依頼のアップサイクル品紹介の後編をお届けします!
前回は、お母様とお祖母様が遺されたお着物から制作した、日傘と扇子をご紹介しました。
お母様とお祖母様のお着物から日傘や小物制作(前編)
→https://akizakura.net/2022/04/03/roductionexample06/
今回は、帯からのバックも制作させて頂いたので、そちらをご紹介しますね^^
ご依頼頂いたのは、こちらの2本の帯です。
1本目は、小物にしたいというご要望をよく頂くタイプの華やかな帯でした。
ただ、2本目は、喪服の帯だったのです。
あきざくらスタートしてから5年近く経ちますが、喪服は1度もアップサイクルをご依頼頂いたこともない種類のお着物でした。
喪服の着物や喪服の帯は、リサイクル市場にはほぼほぼ価値がない着物の1つで、寄付したいとお申し出があった時は、お断りせざるを得ないものでもあります。
ご依頼頂いた時、正直最初はびっくりしましたが、確かにカッコいいものが出来そう♪と、ワクワクしたのを覚えています^^
シルバーの帯では、がま口のショルダーバックと、クラッチバック。
喪服の帯では、バーキン型のバックと、竹の手元のトートバックをご依頼頂きました。
完成したのが、こちらです!
華やかながま口バックと、クラッチバック。
そして、カッコいい、バーキン型のバックと竹の手元のトートバックになりました♪
特に、喪服の帯から作ったバック2つは、本当に感動しました!!
上にも書いたように、リサイクル市場で価値がつかないということは、喪服の着物は元の持ち主から親族へ継承出来なかった場合、捨てるしかない着物だったのです。
その喪服が、こんなにもカッコよく生まれ変わるとは!!!!
喪服も立派な絹で作られたお着物です。
それを捨てるしかないというのが、心が痛む課題だったので、カッコいいアップサイクル品に生まれ変われると証明して頂き、ただただ感動しました♪
もちろんお客様も、完成写真だけで、カッコよさにテンションあげてらっしゃって、実物をご覧になった時に、「これなら色んなところに持っていける。」ととても喜んで下さいました。
基本的に、バックや帽子などの小物類は、お客様のご希望に合わせて、オーダーメイドで制作しておりますので、今回みたいに、がま口バックからトートバックまで様々なデザインのバックのご依頼をお受けできます。
今後ブログでも紹介していきますが、過去には、テディベアや前掛け、作務衣や巻きスカートなど、本当に様々な種類のものをお作りしてきました。
あきざくらとしては、職人技が美しい、日傘や扇子にアップサイクルして頂けるのが1番嬉しいですしオススメですが、お客様にとって1番思い出を身近に感じられるものへのアップサイクルのご相談は喜んでお受けしております。
「こんなものは作れませんか?」というご相談はcontactからお問合せ下さいませ。
そして、ぜひ喪服のお着物や帯を持て余してらっしゃる方がいたら、ぜひぜひぜひ、捨てるのではなくこのようにアップサイクルしてあげて、カッコよく生まれ変わらせてあげて下さいね♪