
思い出の品をリメイクしたプレゼントの選び方
大切な人へのプレゼント。
ありきたりなものではなく、世界に1つだけしかない、“一点もの” を送りたいという方のために、プレゼントを受け取る方に関わる「モノ」をリメイク・リフォームして作れる品をご紹介します。
既製品とはまた違った、想いが詰まった特別なプレゼントが出来ますよ♪
Contents
思い出の詰まったランドセルを
お子様が6年間使ったランドセル。
お子様が楽しい時も悩んだ時もずっと一緒にいたからこそ、「卒業しました。はいさようなら。」とはいかない方、多いのではないでしょうか?(ちなみに我が家のランドセルも、小学校卒業して10年以上経っていますがしっかり物置小屋に保管されておりました。)
ミニランドセルに
この使い終わったランドセルをリメイクして、ミニランドセルにしてくれるサービスがあります。

写真は、ミニランドセルのお店スキップの増田様が制作したミニランドセル。
ちっちゃくてかわいいですよね!!
ミニランドセルにして、中学生になったお子様へプレゼントすれば、「小学6年間頑張ってきたから、次の中学3年間も頑張ろう」というメッセージが込められたランドセルになります。
また、ランドセルを買って下さった、お祖父様&お祖母様へプレゼントすることで、6年間の思い出を一緒にプレゼントすることが出来ます。
見るたびお孫さんの小学生時代を思い出す品になるのでは。
写真のスキップ様は、現在受注を承っていないそうですが、ネットで「ミニランドセル」と検索すれば、様々な業者さんがやっているようです。
キーホルダーやコインケースなど革小物へ
ランドセルは、ミニランドセルだけではなく、キーホルダーやコインケースなど、店舗で革製品として売っているものにリメイクすることも可能です。

思い出が詰まったランドセルを、普段使い出来る品にリメイクしプレゼントすれば、実用的にも喜んで頂けます。
ただし、上記のスキップの増田様曰く、本革のランドセルで保存状態がよければ、その後長く使える革小物になるが、本革以外(合皮)のランドセルからだと、数年でボロボロになってしまうとのこと。(それはミニランドセルも同じ)
長く使って欲しいという想いで送られる場合はちょっと注意が必要そうです。
こちらの革小物へのリメイクもネットで検索するといくつか出てくるので、ご興味ある方は探してみて下さい!
ひと昔前のデザインのジュエリーを
近年、指輪やネックレスなどのジュエリーをリモデルしてお使いになっている方が増えています。
お母様からもらったものの、ちょっと今の時代だとつけづらい、、、という方が、様々な方法でリモデルされています。
お持ちのジュエリーを下記のような形でリモデルしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
ダイヤモンドなど宝石を活かして
ダイヤモンドや、サファイヤ、ヒスイなど、価値がある宝石のジュエリーをお持ちでしたら、その石を活かして新たなジュエリーをつくるということが出来ます。
ご自身の婚約指輪を、リモデルして娘さんや、息子さんのお嫁さんにプレゼントすることで、宝石の価値と共に想いもプレゼントすることが出来ます。
例えば、友人がやっているジュエリークレスト株式会社様では、

上の指輪をお客様からお預かりし、

このようにリモデルされています。
ジュエリークレストの石井様(リモデル・カウンセラー)いわく、「リモデルしたものの結局身に付けなかった」という事態はもったいないので、可能なら送る側贈られる側揃って、どのジュエリーをリモデルするかはご相談された方がいいとのこと。
サプライズもいいですが、一緒にどんなジュエリーにするか話し合うことも思い出の1つになりそうですよね!
さらに、ジュエリーのリモデルでは、2つ以上のジュエリーを合わせることも出来ます。


(ジュエルダイアス様HP)
2人でなければ出来なかった贈り物になりますね。
ジュエリーのリモデルにご興味がある方は、 ぜひお近くの宝飾店やネットでお好みのリモデル方法を検索しご相談されてみて下さい。
ジュエリークレスト様でしたらご紹介が可能ですので、ご紹介ご希望の場合はお問い合わせフォームよりその旨ご連絡下さいませ。
パールネックレスを普段使い用に
あまり使う機会の少なくなったパールネックレス。
娘さんにそのままプレゼントしても、娘さんもなかなか身につける機会がないかもしれません。
そんなパールネックレスをお持ちでしたら、カジュアルにリモデルしてプレゼントしてはいかがでしょうか?

(ジュエリーたにがわ様HP)
パールの数を減らしたり、チェーンを替えることで、普段使いが出来るネックレスに大変身します。
お母様の思い出のネックレスを気軽に身につけることが出来たら、娘さんの毎日もきっとより楽しいものになりそうですよね。
ぜひ、眠らせているジュエリーを想いを伝えるプレゼントにされてみて下さい。
着なくなった大切なお着物を
今日本のタンスの中には40兆円分と言われる着物が眠っているそうです。
・昔は着ていたけど、年齢を重ねて着る機会が減ってしまった
・嫁入り道具として両親に持たせてもらったけど、結局1度も袖を通していない
・亡くなったお母様のお着物がなかなか捨てられない など、お悩みを伺うことは多いです。
思い出が詰まっているからこそ、捨てるに捨てられないお着物。それをリメイクしてプレゼントしてみてはいかがでしょう?
お部屋を彩るタペストリーに
「柄は気に入っているんだけど。。。」
お母様やお祖母様が昔着ていたけど、様々な事情で着れなくなったお着物をお持ちなら、タペストリーにリメイクしてプレゼントすることで、日々の生活の中で思い出の着物に触れて頂くことが出来ます。

(桔梗屋様HPより)
タペストリーとして部屋のインテリアとして飾ることで、部屋が華やぎ、普段目にする機会が増え、着物を着ていた時の思い出が蘇り家族団欒の会話の種にもなることでしょう。
また、もしお母様・お祖母様の中で、「いつかまた着るかもしてないから裁断するのは抵抗がある、、、」という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合にオススメなのは、「畳み込み」という特別技術を活用した「着物テリア」というもの。

こちら、一見着物を切り取ったように見えますが、解いたり裁断は一切せず、額の中に収めたものです。
しかも、ガラスにUV加工をしていることから、表面に出ている部分だけ日焼けしてしまうということもないとのこと。
着物をアートにしてプレゼントしたい方はご検討されてみてはいかがでしょう。
着付けが出来ないお子様にはワンピースやスカートにして
ご自身の大切なお着物をお子様に引き継ぎたいと思っていても、お子様は「可愛いいんだけど、貰っても着れないし着る機会もない。」という状況の場合。
着物の柄を活かしたワンピースやスカートにリメイクしてプレゼントしてはいかがでしょうか?

上記の写真は、アマルフィーさんの着物帯から作られたワンピースです。
アマルフィーさんは、着物や帯から、ワンピースやスカート、ジャケットなどのリメイクを行なっています。
私個人の意見ですが、私は母から着物を受け継いで着物として着ていますが、その着物はハレの日の勝負服になっています。
着ることにより、母がそばで応援してくれているような感覚になり、様々なチャレンジ出来ている気がします。
こちらの着物です。
着物からワンピースやスカートにリメイクしていても、同じような感覚は得られるのではないでしょうか。
着物の状態ではプレゼント出来なくても、ワンピースやスカートにしてプレゼントして喜んで着てもらえたら、お互い暖かい気持ちになりますよね。
アマルフィー様とは毎月共同で展示・オーダー相談会をしておりますので、お持ちの着物をお洋服にリメイクしたい場合は、フォームよりお問い合わせ下さいませ。
普段使いやハレの日使いが出来るバックに
着物や帯を活かしてバックにしたものをプレゼントしても喜ばれます。
例えば、「ご自身が使わなくなった帯を使ったバックをお子様にプレゼント」や、「着物を着なくなったお母様に、お子様からお母様の帯を使ったバックをプレゼント」など。

上の写真は、あきざくらにご依頼頂いたちょっとした小物も入るスマホケースです。
こちらは、日傘を制作した残りの着物生地で制作させて頂きました。
また、帯の生地ですと、こちらもあきざくらにご依頼頂いたものですが、しっかりとした生地のトートバックにも出来ます。
トートバック以外にも、リュックや、パソコンケース、がま口バックなど、厚手の生地を生かしたバックに仕立てることが出来ます。

このように、プレゼントを受け取る側の好みを踏まえながら、帯をバックにしてプレゼントすれば、長く愛用していただけるものになります。
バックの大きさによっては、1つの帯から2つ制作も可能です。
どちらかがプレゼントし、母・娘のお揃いで持っても楽しそうですね!
おしゃれアイテムの日傘に
着物リメイク系のプレゼントで人気になっているものの1つが、日傘です。
バックなどと同様に、 「ご自身が使わなくなった着物を使った日傘をお子様にプレゼント」や、「着物を着なくなったお母様に、お子様からお母様の着物を使った日傘をプレゼント」などが多くみられます。
また、長寿のお祝いの1つに、「傘寿」というお祝いがあります。
これは80歳のお祝いです。
傘寿のお祝いのプレゼントに、日傘をプレゼントはオススメです!
下記の日傘も、当ブランド【あきざくら】にてプレゼント用で制作させて頂いたものです。

こちらの道行から制作しました。

着物(長着)・道行・羽織、どれからも日傘制作は可能です。
シミなどがなければ、長着の着物なら1つの着物で2本日傘が制作出来ますので、こちらも母・娘でお揃いで持つことも可能です。
ちなみに、シミがあっても使える箇所が全体の40%あれば1本の日傘はできるので、お母様が「この着物気に入っていたんだけど、ここにシミが出来ちゃってね。。。」とおっしゃる着物があれば、そちらの着物でお作り出来ます♪
こちらがシミありのお着物から制作した日傘です。

↓訪問着の1番目立つ前身頃の柄の箇所にシミが。。。


あきざくらの日傘は、日本トップクラスの職人さんによって、 着物の柄や伸縮性に合わせて、1つ1つ手仕事で、お持ちの着物の良さを最大限活かした日傘を制作しております。
詳しくは、PROCESSのページをご覧下さい♪
こだわりの1本を、品があるおしゃれなプレゼントとして、ぜひご活用してみて下さい。
他にも着物をリメイクしてできるアイテムが知りたい方はこちら思い出の着物をリメイクする方法
まとめ
ものが溢れている現代だからこそ、既製品をプレゼントするという選択肢以外に、「相手のためだけの特注品」のプレゼントもぜひ検討されてみて下さい。
今回ご紹介したものは、もちろん「モノ」のプレゼントですが、「モノ」以上に、「思い出」や「ストーリー」といった、目に見えない価値が溢れるプレゼントになります。
心温まるプレゼントが増えていくことを、あきざくらとして心から願っております。
着物をリメイクした品をプレゼントにしたい方は、お気軽にお問合せ下さいね!